二心
子供への二心。
捨てるべきものだと知った。
そして、
捨てたと思った。
信仰を始めた頃から
常にその事を考え子育てをしていたから。
けれど、二心を手放せず過ごしていた事に気付かず、2年以上を過ごしてしまいました。
子育ての悩みから出会ったラプトブログでした。
ですから最初の頃は
子供への二心を捨てる大切さを知り
捨てられるようにと繰り返し御言葉を聞いたり聖書を読んだ。
そうしているうちに私の精神状態も良くなり
子育てにも気持ちの余裕が出来るほどになってきた。
まだ、問題は降りかかるけど
最初の頃に比べたら全然良い。
考え方も変わったし状況も改善されていったので、
「捨てられたのかな？」と思っていました。
けれど、いざ証を書こうとした時に、いかに自分が成長していないのかが露わになりました。
私の精神状態が良くなっただけで
現状は証するほどの成長が成されていなかったのです。
私は一体、二年間も何をしていたのか？と焦りました。ただ御言葉を聞いていただけなのかと。それは形式的な信仰で観念的でしかなかったのかと。
自分の信仰を振り返り、一体何が私に足りないのか、私の罪は何なのか答えを祈り求めた時、
「二心」という言葉が浮かんできました。
「え？」と思うのと同時に
「ハッ」と、なりました。
まだ、捨てられてなかったんだ。
ザーッと血の気が吐く思いでした。
そういえば子育てに関する祈りは枝葉の事ばかりでした。
勉強がどうだとか
言葉使いがどうだとか
友達関係がどうだとか。
完全に子供に執着した祈り。
その時はそんな事にも気が付かずに。
肝心な二心は自力で無くそうとしていたのです。
ようやく気がつきました。
真剣に向き合って来なかったから気がつく事が出来なかった罪。
自分の生温さにも気が付きました。
そして、いかに自分が足りないのか、無知であるのか、至らないのか、
今までに無いくらい縋る思いで祈りました。
「二心を捨てたい」
もう自分の力だけではどうにもなりません、二心を無くして下さい、助けて下さい、と。
そして、その日の朝。
凄い事が起きました。
いつも通りの朝、子どもは登校前の身支度。
友達と待ち合わせをしているのに遅れそう。
けれど急ぐ様子も無くマイペース。
このままでは明らかに遅れる！
この後に起こりそうな失敗をあれこれと予測して心配する私。
そして徐々に怒りモードになりそうな時。
その時、「パチン！」と目の前で指を鳴らされました。例えるなら、催眠術から目が覚めたような感覚です。
そして、今起きている状況を頭の中で高速に整理し始めたのです。
待ち合わせに遅れたら友達が怒る
遅ければ、友達は先に行く。
遅刻したら先生に叱られる。
子供自身の行動によって
子供の受ける結果がある。
そして学ぶ。
こんな当たり前のことが考えられず、先回りして気を揉み、あれこれ助言のつもりで教えて、その行いの結果に一喜一憂しては、辟易してしまっていた。
簡単に言うといちいち煩かった。
当然、子供も「うざい」となる。
全てにおいて、そうだったと気が付いた。
そしてその殆どは必要のない不安、心配、憤り。
罪の感情だった。
全部必要無いと気がついた時
これらの感情が私から消え去った！
「軽い！軽くなった！」
ものすごく軽くなったんです。心なのか？身体なのか？とにかく、軽くなりました。
結局その日は予測通り遅れて出て行きましたが、
いつもなら怒りで顔を引きつらせ説教で見送るのが恒例でしたが、
母親としてとても恥ずかしいのですが、その時ようやく冷静に注意する事ができ、
「経験から何が正しいのかを学んで欲しい」という想いで見送ることができました。
穏やかな、スッキリと澄んだ感覚。これが本当に自分が今、抱いている感情なのか？と驚くばかりでした。
そして、二心を捨てるとはこう言う事だったのかなと、嬉しくなりました。
二心を捨てた途端、子供を純粋に愛おしいと思えたのです。捨てたのにです。捨てたからなのです。捨てたら与えて下さったのです。
神様は捨てた途端、下さったのです。
もっともっと良いものを。
それから、これは本当に本当に驚くべき事が！
子が自ら時間を意識するようになりました。
それまで口数が少なく思春期はそんなものかと思っていましたが、良く話をするようになりました。それも笑顔で。
更に、自ら勉強をするように！
そしてなんと、いつも山にして雪崩が起きそうだった机の上が、今は毎日毎日、びっくりするくらい綺麗にしています！本当に驚きです。
机の上を整理整頓する。
邪魔なもの、余計なものを片付ける。
それは、まるで子供の心の反映にも思えて嬉しくなります。
もしかしたら、私の心でしょうか？
神様に感謝いたします。
二年間、
捨て方がわからなかったのか、
捨てたくなかったのか？
二心がある事を自分ではハッキリと気が付いていませんでした。
時間がかかりました。
何故こんなに時間が掛かってしまったのか？
そして、私の信仰の土台が
弱いことに気がつきました。
弱い土台。私の場合は古い考えです。
古い考えを残したまま、それを土台にしてしまっていた。だから、途中までは状況も良くなりましたが、どんどん積んでいくうちに、グラグラして来た。そんな感じに似ていると思いました。
土台の作り直しから始めます。
最初からやり直しです。
聖書にもあるように
硬い岩の上に土台を作り直します。
全て新しいもので作り替えます。
もっと聖書をしっかりと読んで
最初の頃の御言葉を読んで聞くことから
始める事にしました。
有料記事を読み始めた当時は、過去の御言葉から聞き始めていたので、早く追いつくことに気を取られていたように思います。
今、改めて復習を始めたら、また、新たな感動と悟りに包まれます。
ようやく信仰のスタートラインに立った気がします。
自分を作っていく信仰生活です。
今回、証を書くようにと宣布されたことで、自分の信仰に初めて真剣に向き合う事が出来ました。これがなかったら、これほどまでに真剣に向き合わなかったと思います。自分の成長の遅さにも気付けずにいたと思います。
これからは、もっともっと自分の足りなさを認めて悟りを積み重ねて行きたいです。
今回、このような形で悟りをいただけたことに心から感謝すると共に、神様は、私のようなものも、信仰の道に導いてくださっているのだなと、益々深い愛を感じました。
心から感謝致します。
本当にありがとうございます。
